住宅医と新改築

あなたの家の
「かかりつけ医」

~住宅医という考えかた~

新築と改修のメリットを集約した
『新改築』というカタチ

マイホームに末永く暮らしたい。住み慣れた家への思いは誰しもが同じです。しかし実際には建物も人間と同じように、徐々に年老いて病魔に冒されていきます。

また新たな耐震基準によって、これまでの多くの家の骨格自体が、すでに危険な状態とされているのが日本の住宅の現状です。住宅医は皆様の家の健康状態を把握し、適切な治療によって寿命を延ばす使命を帯びたマイホームのかかりつけ医と言っていいでしょう。

「住宅の人間ドック」で
適切診断

住宅医は見えない瑕疵まで診断し、病理を明らかにして治療を行います。私たちの治療とは、皆様の命や財産を守るためのカルテ作りと改修。そのためには適切な調査と診断が必要です。住宅医はイギリスで体系化された「建築病理学」を元に、勘や経験に頼らない科学的なアプローチで詳細調査、診断を行い、現状を把握、結果をお伝えします。これを私たちは「既存ドッグ」と呼びます。それはまさに私たちが受診する人間ドックと同じ意味を持ちます。

診断結果から
健康なマイホームへ

住宅医による「既存ドック」は、主に次の項目に基づいた調査を行います。それは劣化対策、耐震性能、温熱・省エネルギー性能、設備・配管、バリアフリー、防耐火性能の6つです。

これにより家の現状を把握し、皆様のライフスタイルや予算などにあわせた改修計画を提案します。思い出が詰まった姿を維持しつつ、最低限の命や財産を守ってくれる健康で丈夫な家へと導く施術。これを当事務所では「新改築」と定義します。

一線級の知識と
技術を持つ専門家

住宅医になるためにはいくつかのハードルを越えなければなりません。そのひとつが「住宅医スクール」の受講。住宅医スクールでは、建築の各分野の第一線で活躍する一流の講師による講義が行われます。

住宅医として登録後も、同スクールを受講することが可能で、住宅医は常に知識と技術のアップデートを行っています。

また住宅医の業務で問題に直面した際にも、講師陣から最新のアドバイスを受けることが可能なのです。

住宅医として

現在、当事務所は住宅医として登録されています。四国を見渡しても住宅医はそれほど多くいません。

当事務所が「既存ドッグ」を行う際には、工務店をはじめ四国の住宅医がひとつチームとなって業務に当たります。それぞれの得意分野の知識を持つ住宅医が、サポートし合いながら調査診断を行うのです。

当事務所は来たる南海トラフ地震に向けて「木造耐震診断士」を有し、特に耐震性能の分野に注力しています。