インスペクション(住宅診断)のお話

耐震診断のご提案

インスペクションとは

一般的にはあまりなじみのない言葉、インスペクション。近年特に住宅におけるインスペクションが注目されつつあります。

「住宅診断」とも訳されるインスペクションは、建築士などのプロフェッショナルが、第三者の立場で既存住宅の状況を調べ、修繕や改修などのアドバイスを行うこと。

現在の先行きの見えない経済状況や頻発する自然災害の影響で、今後中古住宅の売買やリフォームにおけるインスペクションが、ますます重要な役割を果たすと考えられています。皆様の大切な住まい、そして命と財産を守るためにインスペクションの実施をおすすめします。

インスペクションの
種類の説明

インスペクションは診断レベルによって三段階に分けられます。

既存住宅の見える劣化まで診断する「1次インスペクション」。さらに耐震診断を加えた「2次インスペクション」。1次、2次までは一般的には不動産店や工務店でも実施されます。

当事務所が注力しているのは、「3次インスペクション」。

これは劣化や耐震の診断に加え、劣化対策、温熱・省エネルギー性能、設備・配管、バリアフリー、防耐火性能までも診断します。これは住宅の性能を向上させ、末永く安全に暮らせるために必要な、よりレベルの高いインスペクションです。

インスペクションと
耐震補強

来たる南海トラフ地震に向けて、既存住宅の耐震補強は急務です。当事務所で実施するインスペクションは、「木造耐震診断士」の知識に基づいた専門性の高い確かな診断です。

さらに日々進歩する最新の耐震研究も行い、高知県、大学、県内の建築士の産官学による連携で、新たな木造技術や建材の普及にも取り組んでいます。耐震補強に特化したインスペクションを行うことで、将来起こりうる災害の不安を取り除くことを目指しています。

インスペクションと
改修

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高知県では県民所得や景気の低迷により、今後は新築住宅よりも中古住宅のニーズが高まると考えられています。

中古住宅であっても、念願のマイホームには末永く暮らしたいものです。購入の際にはぜひ「3次インスペクション」まで受けられることをおすすめします。

当事務所では、専門家ならではの診断で、住宅の状況をしっかりと見極め、安心安全が保証されない場合は改修を提案します。

特に新たな耐震基準が設けられた平成12年度以降の中古住宅を購入し改修される場合は、比較的ローコストで住宅の性能向上が期待できます。